アガリクスの育毛効果

50代男性
2025年5月21日再診
「去年11月にアガリクスを勧めていただいて、その後ずっと飲んでいます。
先生のおっしゃる通りでした。飲み始めて2日目の朝、来ました。朝立ちが(笑)
すごいなと思いました。こんな感覚は何年ぶりだろうって。過去にいろんなサプリを飲んできましたが、こんな効果を感じたサプリは他にありません。
男性機能が強くなって、しかも髪の毛まで生えるなんて、こんな都合のいいことがあるのかと思います。そういうわけで、半年経った今も飲み続けています。
しかし結果的に言うと、先週末から病院でもらう発毛薬(フィナステリド)の服用をまた再開せざるを得なくなりました。
発毛薬を3か月飲んでは、また休薬し、3か月ほど経ってまた薬を再開し、ということを2018年以来繰り返していることについては、以前お伝えしました。
https://note.com/nakamuraclinic/n/n3ae266398d86
薬を飲めば毛が生えて、しかし男性機能の衰えが心配なので休薬し、すると男性機能が戻ってくるものの毛が抜けてくるのでまた薬を飲み始める。その繰り返しです。
でもアガリクスを飲みだして、今回発毛薬を飲むまで6か月の間があって、これは自分史上、過去最長です。これまでは、フルボ酸を飲んでいてもせいぜい4か月が限界でした。それが今回、半年も薬なしでやっていけたのは、アガリクスのおかげです。
先生にひとつ聞きたいのは、数日前から発毛薬を飲みだしたのですが、あれは男性機能を攻撃するものだと思っています。でも、アガリクスは男性機能の改善効果がある。つまり、アガリクスは薬の作用に対して拮抗するように働いているとすれば、薬の発毛作用に対しても、それを打ち消すようなことはありませんか?そこがちょっと心配です。いったん発毛にフォーカスするなら、アガリクスはいったん休薬するほうが効果が得られやすいでしょうか?」

なるほど、質問の意味はよく分かった。要するに、
アガリクスは男性機能を高め、育毛効果もある。一方、薬(フィナステリド)は、育毛効果があるが、男性機能については低下させてしまう。つまり、男性機能について、アガリクスとフィナステリドは真逆の作用をしている。ということは、育毛効果について、それぞれの効果を相殺するようなことにならないか、二兎追おうとすれば一兎をも得られない可能性があるのではないか、という疑問だ。

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結論から言うと、効果を相殺するようなことはない。一緒に併用してくれて何も問題ない。
実に都合のいい話だけど、アガリクスは薬の副作用を消す方向に働くイメージです。たとえば、抗癌剤を使うと、元気がなくなり食が細くなり髪の毛が抜けていきますが、アガリクスを併用するとそれらの副作用が軽減します。

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https://www.atpress.ne.jp/news/220109

かといって、抗癌剤の主作用である抗癌作用を打ち消すようなことはありません。好ましくない副作用だけは軽減し、抗癌作用には何も影響しないという、こんなに虫のいい話があるのか、というのがアガリクスの作用です。
フィナステリドに対しても同様で、アガリクスを併用すれば、男性機能の低下という副作用を多少なり緩和してくれるうえに、育毛作用については邪魔しない。というか、相乗的に効く可能性さえあるかもしれない。

「フルボ酸を使い始めて、手の荒れが軽減したことについて以前話したけど、皮膚は本当に加齢で弱くなりました。冬場の水仕事でテキメンに手が荒れます。10本の指にぱっくり割れたようなあかぎれができてしまう。仕事柄カクテルを作ることがあるのですが、指が痛くてライムをしぼることもできない。だから手にクリームを塗って何とかしのいでるような状態でした。
そうした手荒れが、フルボ酸を使い始めて以後、かなりよくなった。ありがたいことに、アガリクスを使うようになってから、お肌の具合がさらによくなりました。この6か月使い続けて、つまり一冬を超えて、フルボ酸の効果よりもさらに劇的に、手荒れが改善しました。以前の手荒れのひどさを10だとすると、今は1もありません。冬の仕事が今年はすごく楽でした。
そんな具合に、手の皮膚への効果、男性機能への効果など、アガリクスの恩恵はすばらしかった。
ただ、確かに朝立ちするけど、20代の頃のギンギン、ムラムラ、あのどうしようもない感覚かというと、全然そこまではいかない。そこはやはり年齢相応というか、若いときと同じではありません。朝立ちの勢いのまま、何かをするというわけでもありません。でも、朝立ちして、悪い気はしない。自己主張する股間に意識がいって、「今日も元気だな、相棒」って感じです(笑)」

【症例】50代女性
【主訴】湿疹、脱毛
2024年9月21日受診
「2,3年前から、背中とか手足とか、体のあちこちにかゆい湿疹があって、最初、水虫が全身にできてるのかと思いました。でも病院に行くと「水虫ではない」と。でも、だからといってそれが何という病気なのか、いくつか皮膚科に行ったけど分からなくて、最終的には大学病院で、角層下膿疱症の診断が出ました。
汗をかくせいか、夏にひどくなって、冬はちょっとマシです。最近、頭にも湿疹が広がってきて、そのせいで抜け毛がひどい。本当にヤバいと思って、甘いもの大好きだし、パンとか麺も好きだけど、控えるようにして、食事を変えるようにすると、皮膚は少しよくなりました。でも治ったかというと、全然です。ほら、こんな具合に肌荒れがひどいです」
麹の摂取を励行、アガリクス、フルボ酸、アサイゲルマニウムなどを勧めた。
2025年5月20日再診
「以前は手がパンパンにむくんでいてかゆかったけど、かゆみはだんだんと消えました。抜け毛はなくなりました。
ただ、気を抜いて外食が続くとまた皮膚にぶつぶつができます。だから完治というわけではないけど、前よりはだいぶマシです」

【症例】40代男性
【主訴】抑うつ、高血圧、抜け毛
2025年3月15日受診
「去年から降圧薬(アムロジピン)を飲んでいます。高いときで、上は200、下は110とかで、父も弟も血圧が高いので、家族性だろうと言われています。
髪の毛は数年前から薄くなってきてて、できればそういうのも併せて改善したい」
塩分摂取の励行(減塩してはいけない)、麹の積極的摂取、アサイゲルマニウム、フルボ酸、アガリクス、ナイアシンを勧めた。
2025年5月17日再診
「まず、体力がつきました。仕事でも疲れにくくなったし、運動もできる。運動するといい感じに疲れるので、睡眠もいい。抜け毛は以前よりも明らかに減りました」

麹に育毛効果があることについては以前の記事で紹介した。

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https://note.com/nakamuraclinic/n/nb2e3e8eb5617

麹水を飲んだり、あるいは頭皮に塗布したりして、麹を積極的に摂取する。
さらに、フルボ酸とアガリクスも併用する。
このように、麹、フルボ酸、アガリクスの「三種の神器」を併用した当院の薄毛患者について、今のところ、改善率は100%です。これをやってみて「全然効果がなかった」という人は、現状、まだいないということです。多くの人に試しているうちに、「全然効かない」という人も出てくるだろうけれど、一度試してみる価値はありますよ。

>中村篤史について

中村篤史について

たいていの病気は、「不足」か「過剰」によって起こります。 前者は栄養、運動、日光、愛情などの不足であり、後者は重金属、食品添加物、農薬、精製糖質、精白穀物などの過剰であることが多いです。 病気の症状に対して、薬を使えば一時的に改善するかもしれませんが、それは本当の意味での治癒ではありません。薬を飲み続けているうちにまた別の症状に悩まされることもあります。 頭痛に鎮痛薬、不眠に睡眠薬、統合失調症に抗精神病薬…どの薬もその場しのぎに過ぎません。 投薬一辺倒の医学に失望しているときに、栄養療法に出会いました。 根本的な治療を求める人の助けになれれば、と思います。 勤務医を経て2018年4月に神戸市中央区にて、内科・心療内科・精神科・オーソモレキュラー療法を行う「ナカムラクリニック」を開業。

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