ワクチンのデトックス治験

コロナワクチンの接種によって、一体血液にどのような変化が起こるのか?接種前と接種後で、採血、顕微鏡像などがどのように変化するのか、観察したい。また、仮に血液が悪化したとして、どのような栄養素やハーブを摂れば改善するか。治療法についても併せて研究したい。
以前当ブログでそのような『コロナワクチンのデトックス治験』の被験者を募集したところ、多数の応募をいただいた。
残念ながらこちらの条件に合わず何人かの方には参加をお断りすることになったが、複数名の方にご協力いただいた。
そろそろデータがまとまってきたため、紹介したい。

50代男性 10月2日来院
ワクチンを打つのは本意ではありません。危険性は重々分かっているつもりです。ただ、自分の家族は全員ワクチンに肯定的で、両親、兄弟、皆打ちました。自分は医療従事者で、職場からの圧力もあります。
高校生の息子も打つつもりです。学校から接種を勧めるメールが来ています。『ワクチンを受けていないせいで受験資格がなくなったら困る、だから受けるしかない』と言っています。
私の患者から『ワクチン打った後に体調悪くて今日の診察に行けません』などという電話があったり、知り合いの葬儀屋が『今年になってから5月6月7月と忙しすぎて、火葬炉の回転が間に合わない』と言っているのを聞くと、コロナワクチンがどういう代物か、よく分かります。
長く見ている私の患者で、2回目接種後に手がしびれて、1、2週間経ってしびれが治るどころか、だんだんしびれがひどくなっている人もいる。私の大学の先輩で、2回目接種後に立てなくなって入院している人もいる。恐らくギランバレーですね。
分かっています、ワクチンの危険性は。それでも、打たざるを得ないんです。息子さえ打つと言っている。一家のなかで父親の自分だけが打たないのはいかがなものか、という思いもありますし、職場のプレッシャーと戦うのもいい加減疲れました。しかしどうせ接種するのなら、意味のある接種にしたい。そこで、中村先生の『コロナワクチンのデトックス治験』を知りました。自分のデータが人の役に立てば、と思います」

【接種前の位相差顕微鏡像】

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赤血球は「穴のないドーナツ」のような形で、ごく正常。何個かが連なっているが、連銭形成(ルーロー)というよりも、単に重なっているだけ。
【採血データ(凝固系のみ提示)】
血小板 16.8 万/μl フィブリノーゲン 302 mg/dl Dダイマー 0.50未満 μg/ml CRP 0.02 mg/dl

1回目接種から1週間後、10月16日来院。
「特に副作用は感じませんでした。接種部位に痛みがあって腕が上げにくいのが2日ほど続きましたが、それだけです。発熱も何もありませんでした」

【位相差顕微鏡画像】

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正常な赤血球(穴のないドーナツ状赤血球)はほとんどなく、金平糖のようなスパイク状の赤血球が多い。異物を貪食したと思しき白血球も多数見られる。
細長い形状をした何かがうごめいている。血液環境の悪化により形態変化を起こしたソマチッドかもしれないし、ロバート・ヤング博士がその存在を指摘した寄生虫の一種かもしれない。

2回目接種から1週間後、11月6日来院。
「副反応は2回目接種後に多いということで、かなり不安でしたが、接種部位が軽く痛む程度で、特に何もありません。熱も出ませんでした。
前回の血液像を見てショックを受けました。自覚症状とは別に、血液の状態は猛烈に悪化しているのだと思い、不安に駆られました。それでビタミンCやナイアシン、マグネシウム、亜鉛などを飲み、さらに、5ALAも1日9カプセル、毎日続けています。
デトックスには低温サウナがいいという情報を知り、近所で探しましたが、ありません。ただ、陶板浴の店があります。ボイラーで温めたお湯を陶板の下に通して、温度はだいたい52℃くらい。そこに横になっていると、じわっと汗が出る。そんなに熱くないので、息苦しさもなく、気持ちよく寝れるくらいです。そこにせっせと通いました」

【位相差顕微鏡画像】

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1回目接種後よりも、2回目接種後のほうがきれいな血液像をしている。というか、何ならワクチン接種前よりもきれいになっている(笑)
5ALAを高用量で服用し陶板浴で汗をしっかり流したことで、デトックスが促進されたのかもしれない。

【採血データ(凝固系のみ)】
血小板 18.5 万/μl フィブリノーゲン 344 mg/dl Dダイマー 0.50未満 μg/ml CRP 0.11 mg/dl

採血データについて、2回目接種後を接種前と比較すると、血小板の減少、フィブリノゲンの増加、CRPの増加が見られる。いずれも「凝固線溶系の亢進」を示す所見ではあるが、ごく軽微なものであり、特に言い立てるほどのものではない。

1回目接種後の血液像にショックを受けたことで、熱心にデトックスに取り組んだ。2回目接種後もその努力を続けた。その結果、2回目接種後の血液データはまったく問題なかった。
これは、純粋に治験というものだけを考えるなら、僕にとってやや不本意な話である。というのも、僕がやろうとしているのは、「2回のワクチン接種によってこんなに血液が汚くなりましたよ」というところから始めて、さて、どの栄養素がデトックスに効果を発揮するかを調べることだから、ご自身で熱心にデトックスしてしまっては、そもそも治験の意味がなくなってしまう。
しかし、1回目接種後の血液像を見てショックを受けた本人の気持ちは当然分かる。「汚れた血を何とかしたい」という衝動に駆られるに決まっている。責める気持ちは全くない。逆で、むしろ、この人に感謝したい。本気で血液浄化に取り組めば、ワクチンの毒性をここまでキャンセルできるということを、この上なく明瞭な形で示してくれたわけだから。
酸化グラフェンの分解に5ALA。プリオン蛋白(狂牛病の原因とされる)の形成阻害にナイアシン。このあたりのことは以前にも何度か紹介してきたが、やはり、よさそうだ。

>中村篤史について

中村篤史について

たいていの病気は、「不足」か「過剰」によって起こります。 前者は栄養、運動、日光、愛情などの不足であり、後者は重金属、食品添加物、農薬、精製糖質、精白穀物などの過剰であることが多いです。 病気の症状に対して、薬を使えば一時的に改善するかもしれませんが、それは本当の意味での治癒ではありません。薬を飲み続けているうちにまた別の症状に悩まされることもあります。 頭痛に鎮痛薬、不眠に睡眠薬、統合失調症に抗精神病薬…どの薬もその場しのぎに過ぎません。 投薬一辺倒の医学に失望しているときに、栄養療法に出会いました。 根本的な治療を求める人の助けになれれば、と思います。 勤務医を経て2018年4月に神戸市中央区にて、内科・心療内科・精神科・オーソモレキュラー療法を行う「ナカムラクリニック」を開業。

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