コロナワクチン後遺症の治療

基本的に、肌には何も塗らないほうがいいと思っています。

皮膚表面を解剖的に見てください。皮膚に何かを分泌するのは、エクリン汗腺アポクリン汗腺皮脂腺、この3つだけです。
エクリン汗腺からはさらさらとした水のような汗が出る。アポクリン汗腺と皮脂腺はワンセットで、ここから脂(あぶら)が分泌される。皮膚常在菌がこの脂を食べて、脂肪酸とグリセリンを作る。これが天然の保湿剤になります。

僕はコロナ禍で、手洗いとか消毒を極力すべきではないと主張していましたが、それは、手洗い消毒によって皮膚常在菌がいなくなるからです。皮膚常在菌がいなくなると、皮脂が分解されなくなりそのまま酸化し、体臭のもとになります。
体臭を気にして、石油由来の合成洗剤で毎日熱心に体を洗っている人は、皮肉にもその洗浄のせいで皮膚常在菌が死滅し、かえって体臭が悪化するという、無限ループに落ちています。
解決策は簡単。体を洗うのをやめることです。
何か積極的にやるのなら、EM菌を風呂にいれるといい。皮膚の常在菌が整って、体臭軽減の助けになるだろう。あるいは、土壌菌を溶かした液体の上澄みをスプレーボトルにいれて、シュッシュする。体臭がなくなるのはもちろん、これで水虫が治ったという人もいる。

こんな具合に僕は、皮膚には何も塗らないのがベストだと思っている。
しかし手前味噌ながら、当院で取り扱っている『アサイゲルマニウムクリーム』は例外です。何か皮膚に塗るのなら(たとえば乾燥肌でどうしても保湿のために何か塗りたいとか)、このクリームはオススメです。
今日もある女性患者が「くすみがとれました。すごく効きます。値段は高いけど(笑)」と言っていた。
美容目的だけではなく、治療的に使うことも可能です。
以下に症例を供覧します。

【症例】75歳男性
【主訴】湿疹、認知機能低下
【現病歴】
2022年コロナワクチンの3回目を接種した1か月後、皮膚が猛烈にかゆくなり、日常生活を送ることさえ困難になった。かゆみは全身だが、特に背中、肩、脇、顔がメインで、掻き壊すために皮膚は発赤しざらついている。皮膚科でステロイドを処方されており、塗ると少し楽になる。
そんな状況が2年続いているが、2024年1月ごろから記憶力が悪くなってきた。毎日通ってるスーパーなのにどっちに行けばいいか分からなくなったり、車を運転して鍼灸院に行ったらその後どこに車を止めたか分からなくなって、警察のお世話になったこともある。
知人から「皮膚症状も認知症もワクチンのせいではないか」と指摘され、当院を紹介されて、2024年4月23日当院受診となった。

【所見】
診察室に入ってくる様子を見ると、典型的な小刻み歩行で、問診すると、ひどい便秘で、放っておくと1週間でも排便がないという。「アルツハイマー病よりはパーキンソン病ぽいな」というのが第一印象。
【指示】
食事の改善を指導し、塩、味噌、梅干をしっかり摂り、風呂に塩化Mgを入れるなどMgの摂取を奨励した。ワクチン毒を出す漢方「コロナワクチン除去方」と、ヨウ素、アサイゲルマニウムクリームを勧めた。

2024年7月26日再診
本人が語る。
「漢方薬は、飲むと皮膚症状がかえって悪化します。かゆみがぶわっと出てきます。毒出しの漢方だけに、悪いものが皮膚を通って体外に出ようとしてるんだろうなというのは分かりますが、それでも、あまりにもかゆすぎて我慢できないので、やめました。量を減らして飲むようにしましたが、スプーンの10分の1ほどの少しの量でもかゆくなります。それだけ効く漢方なんだろうとは思いますが、効きすぎて飲めません。
皮膚はこんな具合です。3か月前に来たときよりもきれいになりました。一番効いたのは、ゲルマニウムクリームです。ほら、前回はぶつぶつで荒れてた皮膚が、今は治りました。まだ背中、脇がかゆくて、治ってないけど、改善を実感しています」
同行の奥さん
「暑さもあって、よく汗をかきます。1日3回は下着を変えます。
主人がお風呂に入ると、変な、油のような、泡のようなものが湯船の表面に浮かんでいます。ぬるっとしてて、臭いので、主人のあとのお風呂には入れません。必ず私が先に入ります。
こんなことは今までになかったことです。主人の体からデトックスが始まったということかもしれません」

2024年11月6日再診
本人
「ゲルマニウムクリーム、あれはすごい。よく効くので、いつも塗っています。
8月には15個買いました。10月には、受付の人に「ゲルマクリームHIKARI」がいいと勧めてもらったので、17個買いました。つまり、3か月で32個クリームを塗りました。私ほど愛用してる人も他にいないんじゃないですか(笑)背中のかゆみはほぼ完治しました。あと、残っているのは太ももの内側から鼠経にかけての部分。それと、上腕の肘のあたり。こんなふうに荒れています。
でも、ここに来た当初、ピークの皮膚症状を10だとすると、今は1か2くらい。かゆみで夜も眠れず、掻き壊してシャツに血がついていたことを思うと、もはや今は治ったも同然です」
奥さん
「前は、夜に起きて、「かゆいから背中掻いてくれ」と起こされて、私の睡眠も邪魔されていましたが、今はそんなことはなくなりました。
ずいぶんよくなったとはいえ、やはり、ゲルマクリームを塗らないと、かゆくなります。かゆみが不快なので、適当な時間をおいて、また塗ります。我が家では、食卓のテーブルにいつもあのクリームが置いてあります(笑)」

かゆみが劇的に改善し、皮膚がきれいになり、生活の質も上がった。
食事の改善はもちろんベースとして大事だが、ゲルマクリームも大きな貢献をしているだろう。
しかし、クリーム32個お買い上げとは、、、毎度おおきに!(笑)

アサイゲルマニウムの鎮痛作用については、明確なエビデンスがある。

かゆみに効くという直接的なエビデンスはないが、「かゆみとは、ごく軽微な痛みのことである」という説があって、この説が正しいとすると、ゲルマがかゆみに効くのは当然のようにも思える。し、実際、臨床現場ではゲルマがかゆみに著効する例は多い。
もうひとり、ほぼ同じ主訴の症例を経験しています。

85歳男性で、ワクチン2回目接種後に全身がかゆくなり、夜も寝れなくなった。ワクチンに対して疑問を感じつつも、医者に言われるがままに3回目を打ち、それでますますかゆみがひどくなった。
食事の指導と、アサイゲルマニウム、漢方をメインに経過を見たところ、

やはり、かゆみは大幅に改善した。

鹿先生がコロナワクチン接種後に猛烈なかゆみを訴える症例について、「自家感作性皮膚炎」であると解説している。接種後の皮膚症状に悩んでいる人は相当数いるだろう。

上記の2症例を通じて僕が強調したいのは、「コロナワクチン後遺症は不治ではない」ということです。上記の患者のかゆみはいずれも、明らかにワクチン後遺症です。世間一般的には「ワクチン後遺症の改善は困難」と言われることが多いけれども、いずれの症例も改善した。
ポイントは、食事を改善し(特に味噌汁、梅干しなど塩分摂取を推奨)、汗をしっかりかくように努め、最後にサプリ(アサイゲルマニウム、漢方など)です。勘違いしないでほしいのは、「サプリで治す」ではないからね。サプリはあくまで、毒出しのための手段です。ワクチンという毒を入れることで生じた症状なのだから、毒を出さないと治りません

【告知】
2025年4月13日、アサイゲルマニウムの活用法につき、セミナーを行います。

https://20250413germanium.peatix.com/

僕は『有機ゲルマニウム研究会』を主催していて、いつもは医師、歯科医師、獣医師の先生方を対象に話しているのですが、今回は、一般の方が対象のセミナーです。
興味のある方はぜひお越しください。
https://20250413germanium.peatix.com/

>中村篤史について

中村篤史について

たいていの病気は、「不足」か「過剰」によって起こります。 前者は栄養、運動、日光、愛情などの不足であり、後者は重金属、食品添加物、農薬、精製糖質、精白穀物などの過剰であることが多いです。 病気の症状に対して、薬を使えば一時的に改善するかもしれませんが、それは本当の意味での治癒ではありません。薬を飲み続けているうちにまた別の症状に悩まされることもあります。 頭痛に鎮痛薬、不眠に睡眠薬、統合失調症に抗精神病薬…どの薬もその場しのぎに過ぎません。 投薬一辺倒の医学に失望しているときに、栄養療法に出会いました。 根本的な治療を求める人の助けになれれば、と思います。 勤務医を経て2018年4月に神戸市中央区にて、内科・心療内科・精神科・オーソモレキュラー療法を行う「ナカムラクリニック」を開業。

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