医者もシェディングを受ける

50代男性
「シェディング対策としてやっていることは、ヨウ素を1日1回数滴、ゲルマフルボ酸を適宜。あと、EMゴールドを飲む。風呂に塩化Mgを入れて、ゲルマクリームを朝と寝る前に塗る。風呂では洗顔用のゲルマせっけんを使う。
具体的にどれが効いたのか、ひとつ挙げることはできないけれど、こうしたことをしているうちに、着実に症状がよくなりました。顔の赤みがひきました。頭がクリアになって、思考力が戻ってきました。以前は頭に靄がかかっていて、今の3分の1くらいの思考力だった。ようやくまともにものを考えられます。
食事としては、妻の手作りの味噌、あとにがりも使います。野菜は近所に自然農の農家がいるので、そこの野菜を買っています。ご飯は7分づきの玄米と、朝は梅干し。あと、新ショウガを漬けたもの。そういうのを朝に食べる。
ときどき近くの川沿いをランニングをする。これは以前の自分には考えられないこと。回復してきたからこそ、そういうことをする気になってきました。以前は近所の駅前まで買い物に付き合うだけでぐったりしていました。
睡眠は夜11時に寝て朝6時に起きる。中途覚醒しなくなり、深い睡眠がとれるようになりました。
シェディングで仕事ができなくなり、現在休養中です。この機会に、栄養療法とか中医学の勉強をしています。
もともと外科医なので、漢方は対症療法的に使っていました。ツムラの社員に軽く教えてもらった程度の知識しかなかったので、漢方の基礎から学び直そうかなと。

外科医には『とりあえず手術』みたいな傾向があります。切らずに、内科的に治せる場合でも『切っちゃえば再発しない』みたいな。よく言えばパターナリズムですが、結局医者の押し付けです。
外科医をやめて訪問診療に移って、高齢者医療に携わったら、そういう傾向が変わるかと思ったけど、本質は大して変わらない。高齢者医療というのは、要するに、死ぬまで薬を盛り盛りにして、金をふんだくる医療です。もちろん、全員が全員じゃない。なかには真面目にやっている医者もいる。でも、私のような訪問診療だと、数が勝負。どれだけ多くの高齢者を見て、どれだけ薬を盛るか。それで収入が決まってくる。そんな医療にうんざりしていた頃に、私は倒れました。
倒れた私は、病院受診し、自分が実践していたのと同じ医療を受けました。ルーチン作業のパターナリズム。とりあえず薬。病気の原因は問われない。追及されない。『シェディング』なんて言葉を出そうものなら、キチガイ扱いされる。「お前本当に医者か?」てなもんです。
一時期は医者をやめることさえ考えました。それくらいに、自分の仕事が嫌になった。
ただ、病気で現場を離れたこの機会に、もう一度医療の何たるかを勉強し直そうという気になった。西洋医学以外のアプローチも考えてみたいと。50を過ぎてやっとで、情けない話ですけど。

西洋医学を全否定しようとは思わない。たとえば、敗血症でショック状態の人には、抗生剤を使わないといけない。状況次第では、薬が命を救うこともある。でも、慢性的に薬を飲ませる構造はいかがなものかと思う。ただ、保険診療をしている身としては、この構造を否定すると、おまんまの食い上げになってしまう。自分の経済基盤を破壊することになります。医療と薬の関係性を断ち切って、もっとまっとうなやり方で、人の役に立つ医療がしたい。それを考えたくて、今、勉強を始めたところです。

最初、中村先生のしていることをネットで見たとき、一般的な外科医の私としては、オカルトめいて見えました。申し訳ないけれど。でも、実際に自分に被害が及び、先生の治療を実際に受けてみて、効果を実感しました。目からうろことは、このことです。妻も、きれいになった私の顔を見て、先生の見方を変えました」

>中村篤史について

中村篤史について

たいていの病気は、「不足」か「過剰」によって起こります。 前者は栄養、運動、日光、愛情などの不足であり、後者は重金属、食品添加物、農薬、精製糖質、精白穀物などの過剰であることが多いです。 病気の症状に対して、薬を使えば一時的に改善するかもしれませんが、それは本当の意味での治癒ではありません。薬を飲み続けているうちにまた別の症状に悩まされることもあります。 頭痛に鎮痛薬、不眠に睡眠薬、統合失調症に抗精神病薬…どの薬もその場しのぎに過ぎません。 投薬一辺倒の医学に失望しているときに、栄養療法に出会いました。 根本的な治療を求める人の助けになれれば、と思います。 勤務医を経て2018年4月に神戸市中央区にて、内科・心療内科・精神科・オーソモレキュラー療法を行う「ナカムラクリニック」を開業。

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