医者もシェディングを受ける

【症例】50代男性
【主訴】湿疹、動悸
「もともと某病院で勤務医をしていたのですが、5年前から訪問診療がメインになりました。3年前から、ほら、肌がこんなふうに荒れるようになりました。特にひどいのは顔です。おでこの周りが、毛穴に沿って赤くなっています。
同じ頃から、診察中に急に動悸がするようになりました。自分の心臓を聴診すると、ギャロップリズムがあって、脈は二段脈。20分ほどするとサイナスに戻りました。循環器内科を受診しても「異常なし」と言われるんだけど、そんなはずがない。明らかに異常です。
皮膚症状もますますひどくなる。皮疹の箇所を指で押すと、漿液性の汁が出てくる。顔全体が赤い。皮膚科に行っても、ステロイドを出されて終わり。
そのうち治るだろうと思って仕事を続けていると、期外収縮の頻度が少しずつ増えてきました。訪問診療している最中に、「胸がひく」ような、脈の抜けるような感覚が連発してきて、しかも皮膚は首の上あたりまで真っ赤に腫れあがってきて、まぶたの周りに霰粒腫がぼこぼこできた。腕の内側にも1円玉大の皮疹が出てきて、症状はひどくなるばかり。
最後、循環器内科で「原因はわからないけど、まずいったん仕事を休んでください」と、ドクターストップがかかりました。期外収縮の連発で、確かに仕事を続けられる状態ではなくなっていました。
職場の上司も、私の腫れた顔とか胸部症状を見て「しばらく治療に専念するように」とのことで休養に入り、今に至ります。

シェディングという言葉は、妻から初めて聞きました。言われてみて、合点がいきました。自分の症状が出現したり悪化するのは、決まって訪問診療で複数回接種した高齢者のお宅を訪問しているときなので。
コロナワクチンは打っていません。治験が終わっていないワクチンを打ちたくなかったので。職場では「全員打つように」というお達しが一応ありましたが、それほど強いプレッシャーはなかったので、のらりくらりと回避できました。

仕事を休んでから症状はずいぶんマシになりました。常に24時間コールで対応していたので、深夜に看取りに呼び出されることもざらで、そんな緊張感もあって、休養中も夜にケータイのバイブが鳴って目が覚めたり、電話が鳴ると仕事の電話と勘違いして飛び起きたりしていました。でも、だんだん途中覚醒もなくなってきて、食事もちゃんと食べるようになりました。

職場復帰すべきかどうか、考えています。往診を再開すれば、またシェディングを受けるだろうから。
往診に行くと、のどがイガイガします。しょっちゅう風邪をひいていました。休養をとって往診に行くのをやめると、のどの症状はすぐに治った。
循環器の医者は、シェディングなんて現象は認めない。「不整脈?過労によるストレスが原因に決まってるでしょ」と。確かにそれはあると思う。でもそれだけじゃない。皮膚症状の説明がつかないから。
症状が出始めたのが、ちょうどワクチン接種が始まった時期だということもあって、自分としては、ワクチン接種者から何かしらの影響を受けていると感じています。

ワクチンのせいだろうなという事例は、たくさん見ています。ある70代女性にコロナワクチンの5回目を接種した。私としてはコロナワクチンは無意味というスタンスだけど、患者本人とか、家族から「ぜひ打ってください」とお願いされることがあって、そういうときは仕方なく打つ。ある70代女性に5回目を打った。それで往診を終えて車で帰る途中、電話があって「冷たくなってる」と。それで、救急搬送されて、搬送先で死亡確認された。解剖によると、死因は大動脈解離だった。接種から1時間でいきなりお亡くなりということで、背筋が寒くなった。

あと、ターボ癌も10例ほど経験しました。私はもともと外科医なので、癌の経過についてはよく知っているつもりです。でもコロナワクチン接種後の癌は、経過がとにかく早い。普通の癌とは異質です。
高齢者施設で元気に暮らしていた女性が、コロナワクチンを接種した後、足がむくみ始めた。「何だろうね」と様子を見ているうちに、おなかが出てきた。腹水だった。調べてみると、癌の腹腔内転移。原発巣は不明のことも多い。ワクチン接種して、どこかに癌ができて、全身がむくんで腹水がたまる。数日から数週間でこんな経過をたどるなんて、こんな癌は聞いたことがない。でも、同じような症例を複数経験しました。

ワクチン接種が始まった当初、ある同僚から「なんで打ってないの?」と聞かれた。「治験中のワクチンだから」というと、「陰謀論者みたいなことを言うんだね」と鼻で笑われた。「ランセットに『有効性が確認された』という論文が出てるじゃないか」と。よほど、「あんな利権のかたまりのような論文をなぜ信じられるのか」と言いたかったけど、角が立つので言わなかった。
でも今、同僚のなかには、気付いた人もけっこういる。職場のスタッフにも接種後に心房細動を起こした人がいるし、往診先の患者の不審な死に方を立て続けに見れば、さすがに「ひょっとしてワクチンが原因かも」と認めないわけにはいかない。
気付いたとしても、「4年前、陰謀論者扱いして悪かった。ごめんね」なんてことは絶対ない。ただ、それぞれの胸のうちで、「どうも、まずいワクチンだったみたいだな」とひっそりと気付いていく。沈黙の覚醒です。でも、それでいい。どんな形であれ、もうこんなワクチン茶番は、いい加減終わって欲しいと思っています」

>中村篤史について

中村篤史について

たいていの病気は、「不足」か「過剰」によって起こります。 前者は栄養、運動、日光、愛情などの不足であり、後者は重金属、食品添加物、農薬、精製糖質、精白穀物などの過剰であることが多いです。 病気の症状に対して、薬を使えば一時的に改善するかもしれませんが、それは本当の意味での治癒ではありません。薬を飲み続けているうちにまた別の症状に悩まされることもあります。 頭痛に鎮痛薬、不眠に睡眠薬、統合失調症に抗精神病薬…どの薬もその場しのぎに過ぎません。 投薬一辺倒の医学に失望しているときに、栄養療法に出会いました。 根本的な治療を求める人の助けになれれば、と思います。 勤務医を経て2018年4月に神戸市中央区にて、内科・心療内科・精神科・オーソモレキュラー療法を行う「ナカムラクリニック」を開業。

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