「シェディングは治ります」

30代女性
「初めてシェディングを感じたのは、2021年実家に帰省したとき、打ちたての父と会って子宮がものすごく痛くなった。当時はもちろんシェディングなんて言葉は知りません。子宮が痛くなった経験なんてこれまで一度もない。でも、居ても立ってもいられないほどの激痛でした。
以来、ときどきそんな痛みに襲われるようになり、それが接種者から発散されるシェディングのせいなのだと知り、外に出ることも躊躇するようになりました。買い物とか子供の送り迎えとか、どうしても必要な外出はするけれど、基本家に引きこもるような状態でした。東京や大阪で参加したい講演会があるときとか、「行きたいな、でもシェディングが嫌だな」という感じで、どこに行くにも常にシェディングの存在を気にせずにはいられない。つらかった。
体もつらいけど、一番つらかったのは、家族との関係です。実家では、父も母も祖母も、みんな接種してしまいました。お盆とか正月に実家に帰るけど、あまり近くに行きたくない。冷たくしたくないけど、行動はどうしてもそう見えてしまう。それがすごくつらかった。これからの人生どうしようって思うぐらい、つらかった。

でも今、私、シェディングを全然感じません。行きたいところに自由に行けて、遊びたいときに遊べて。幸せです。シェディングに3年間苦しんだことで、当たり前のことを当たり前にできることがどれほど幸せなことか、実感しています。
私と同じように、シェディングのせいで自由を奪われている人に、私がなぜ治ったのか教えてあげたいけど、私自身にもなぜ治ったのか、正確なところはよくわかりません(笑)

ただ、私の経験を話すとすれば、それは恋愛です。
2022年ごろから気になる人がいて、2023年勇気を出してその人にアプローチしました。会うたびに好きになって、やがて体の関係を持つようになりました。彼はもちろん未接種です。
関係を持つようになってから、不思議なことに気づきました。シェディングをだんだん感じにくくなりました。
私、においに敏感で、接種してる人のにおいが分かります。同じマンションににおいの強い人がいて、エレベーターに乗ったとき「直前まで乗ってたんだな」とか分かります。接種者のにおいにもいろいろあります。甘ったるいにおい、刺すようなにおい、薬品みたいなにおい。こういうにおいを感じるとともに皮膚症状が出ていたのですが、それが出なくなりました。3分一緒にいれば翌日は寝込むこと確定、みたいな強烈なのを発散する友人がいるのですが、その人と10分ほど一緒にいても、けっこう平気だったり。
今、彼氏とお付き合いして1年ほど経ちましたが、スーパー行っても、新幹線も電車も全然平気です。
もうひとつ不思議なことは、私、これまで暑いのが苦手で、夏の太陽を毛嫌いしてたんだけど、そういうのが平気になりました。夏の暑いときでも1時間2時間子供と遊べます。実家の姉が驚いていました。
ちょっと思ったのは、彼氏の性質が私に移ったのかなって。彼はシェディングなんて全然感じなくて、夏が大好きな人。先生の昔の記事で、テレゴニーのことを紹介していました。体の関係を持つことで、女性の側に男性側の何らかの因子が移行しているという。そんな可能性を考えました。

あと、シェディングを感じにくくなったことで、私、やりたいことができるようになりました。ダンスが好きで、昔から憧れていました。コロナが終わって、シェディングも感じにくくなったし、一念発起して近所のダンスサークルに入会しました。振り付けを練習して、本番ではお客さんの前で踊るのですが、これが最高に楽しい。
ダンスを始めてから、ますますシェディングを感じにくくなったと思う。人前に立つようになったことで波動が高くなって、それでシェディングに強くなったのかもしれません。

もうひとつ、思うのは、シェディングの発散量自体が減っている可能性です。
実家の近くに住んでいる姉は未接種で、私と同じようにシェディングに敏感です。2022年姉は新幹線に乗っていてシェディングで死にそうになりました。でも、最近新幹線に乗ったときは全然大丈夫だったと。どちらも満席だったのに。姉はシェディングに対して特に強くなったわけではありません。感じ方は一定です。だとすれば、接種者から発散されるシェディングの量自体が減ってきたのかな、とも思います。

私が初めてシェディングを感じたのは、父からでした。そのときはシェディングという言葉さえ知らなかった。だから、物理的な現象として、シェディングは確かにあると思う。
でも同時に、シェディングは精神とか波動とか、メンタル的な要素もあると思う。以前の先生の記事で、古武術をしている人が師匠からひどいシェディングを受けたというのがありましたが、あれはよくわかります。物理的な距離もあるでしょうけど、気とか呼吸を合わせることで相手の影響を受けるというのはあると思います。
とにかく私の場合は、恋愛をして、ダンスをして、シェディングを感じなくなりました。シェディングに苦しむ人の参考になるでしょうか。ならないでしょうね(笑)」

シェディングなんて言葉も知らなかったときに、接種済みの父親と会って、猛烈に子宮が痛くなった。それ以来、シェディングにずっと苦しんだ女性が、あるときから、シェディングを感じなくなった。
女性は、①恋愛したこと、②ダンス(運動)を始めたこと、③シェディングの発散量自体が減っている可能性、の3つを改善要因としてあげている。

恋愛である種の症状が治癒する、というのは当然あり得る話だ。恋をすればホルモン分泌が活発になり、女性として魅力的になるのはもちろん、同時に健康的になる。それは、恋のもたらすワクワク感、感情の高揚という精神的要因だけではなく、体の関係を持つことから来る影響もあるだろう。
テレゴニー的に、男性側の因子が女性側に移行して、それが何らかの保護効果を発揮した可能性については、わからない。わからないけれども、あって不思議じゃないと思う。進化的にみて、人間は男女のそういう接触を通じて免疫の交換が行われ、種として強くなってきた可能性はあると思う。

長らくやりたいと思っていたダンスを開始したのもシェディングに好ましい影響を与えた。そもそもシェディングを受けるということは、誰か他人の発散する分泌物の影響を受けるということだ。そうではなくて、自分が発散する側に回っちゃえばいい。自分が汗とか分泌する側になって、影響を与える側になればいい。
シェディングは、物質的現象(周囲にスパイクタンパクを発散)であると同時に、精神的、波動的な現象という側面もある。体育会系のエネルギッシュな人が周囲に「陽」の気を発散しているように、そんな具合に自分の波動が高まれば、ネガティブな「陰」の気をはじき返すことができるかもしれない。

ある患者が言っていた。「満員電車でじっとしているとシェディングの影響を受けるけど、好きなバンドのライブではシェディングを受けません。不思議です。ライブ会場も満員電車と同じで、みんな打ってるだろうから、シェディングで充満してるはずなのに。熱狂的に声援送ったりファンの皆と一緒に歌ったりして、テンションが高いのでシェディングを受けないのかもしれない」
これは、波動が高いとシェディングの影響を受けない典型例だと思う。

シェディングに苦しむ人のなかには、「もう一生治らない。しかも、誰も理解してくれない」と絶望してる人もいる。
でも上記女性の証言によれば、恐らくそうではない。改善の可能性はある。希望を持ちましょう。まずは、運動することから始めて、そして、恋をしましょう(笑)

>中村篤史について

中村篤史について

たいていの病気は、「不足」か「過剰」によって起こります。 前者は栄養、運動、日光、愛情などの不足であり、後者は重金属、食品添加物、農薬、精製糖質、精白穀物などの過剰であることが多いです。 病気の症状に対して、薬を使えば一時的に改善するかもしれませんが、それは本当の意味での治癒ではありません。薬を飲み続けているうちにまた別の症状に悩まされることもあります。 頭痛に鎮痛薬、不眠に睡眠薬、統合失調症に抗精神病薬…どの薬もその場しのぎに過ぎません。 投薬一辺倒の医学に失望しているときに、栄養療法に出会いました。 根本的な治療を求める人の助けになれれば、と思います。 勤務医を経て2018年4月に神戸市中央区にて、内科・心療内科・精神科・オーソモレキュラー療法を行う「ナカムラクリニック」を開業。

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