志村けんと松本人志2

「2024年は松本人志の消滅から始まり、中居正広の消滅で幕を閉じた」とSNSで誰かが総括していて、うまいなと思った。
そう、2024年最初のビッグニュースは、松本人志の活動停止です。
僕のような40代半ば、あるいは僕より10歳上、50代ぐらいの人は、思春期の一番多感な時期に松本人志の笑いの洗礼を浴びた世代だ。根強いファンはこの世代に多いと思う。
テレビを見るのをやめて以降、まっちゃんの番組も見なくなったけど、昔いっぱい笑わせてくれた人だから、今でも好きです。

しかし芸能界で不動の地位を築いていた大御所が、あっという間にいなくなってしまった。
週刊文春による性加害報道がきっかけだけど、すでにその裁判は終わった。

「訴え取り下げ」ということは、事実上の敗訴ということらしい。「和解」ということなら、たとえ9:1であっても「和解」と表現したはずで、それができないということは、文春側の完全勝訴だと。
立花孝志が「被害者女性のA子さんも素行が悪くて相当問題ある」って言ってたけど、裁判ではそのあたりは争点にならなかったようだ。
しかし、「訴え取り下げ」の報道が24年11月で、それから4か月経った今になっても、松本人志復帰の報道は聞こえてこない。それどころか、松本不在の番組をひとりで切り盛りしてきた相方の浜ちゃんが休養に入るという。

芸能人に限らず、何らかの体調不良を見ればコロナワクチン接種の有無を確認、というのが僕の臨床でのルーチンだけど、ワクチン接種の影響ではないことを祈ります。

僕は松本人志の復帰を願う一人だけど、復帰は残念ながら難しいだろうなとも思います。性加害がどうのこうのというのはほとんど関係なくて、復帰が可能か否かはもっと別のところにポイントがあると個人的に思っています。

コロナ禍において、松本人志がどのようなことを言ってきたか、振り返ってみよう。

2021年5月「母の日のプレゼント、ほんとはワクチンがいいよなぁ」とツイート。
まっちゃん、ワクチン信じてたんだね。このツイートは、ワクチン推進したい担当者からすれば「100点満点」の情報発信でしょう。
2021年8月 コロナワクチン2回接種済みであることを報告。
リスクを背負って打ったのに、移動の自由がない。打ってない人と同じ生活をずっとせえっていうのは、これはなかなかな話やぞと思います
ワクチンを推進したい当局担当者は、感心しない。接種したことを公言したのはいいとして、「打ったのに移動の自由がない」と愚痴をこぼされては困る。これから3回、4回、5回と打たせるつもりだから。「リスクを背負って打ったのに」というのもワクチンのイメージダウンにつながるから問題。

2021年10月「ワクチン副反応全然なかった」「水ちゃうかな」
本当に水だったかもね(笑)

2022年1月16日「オミクロンは怖くない」「副反応のほうがきつい
この発言には、当局担当者、松本に対する警戒レベルが一気に上がったと思う。彼ほどのインフルエンサーがテレビで「オミクロンは怖くない」と言ってしまった。これは見過ごせない。世間を怖がらせるためにどれほどの大金を投じていることか。しかも「副反応のほうがきつい」と、ワクチンへの不安感をあおる発言。
恐らく、まっちゃん、この頃あたりから、誰かから聞いたんでしょうね。ワクチンがいかにヤバいものかっていうのを。
それをテレビで、遠慮なくズバズバと言ってしまった。
当局担当者は、相当イライラしながら、まっちゃんの言動を見ていたはずです。

2022年1月23日「5歳以上からワクチン打たせようなんて、もう狂気の沙汰ですよ
『狂気の沙汰』という最上級に強い言葉で、ワクチンの危険性をテレビで喧伝。
この時点で、当局担当者は松本の処遇を本気で考え始めたと思う。「こいつ、お灸をすえる必要があるな」と。

2022年5月「コロナワクチンを海外からたくさん買って、でも使用期限が切れたものとか廃棄してる。どれぐらい廃棄したとか、調べもしないし公表もしない。何兆円とか、下手したらそれ以上の金の使い方がうやむやになっている。国民の税金を何だと思っているのか。でもそれが全然報道されていない」
使途不明金11兆円について、公の場で疑義を呈したのは、まっちゃんが初めてかもしれない。テレビのコメンテーターや評論家は当然触れない。ビートたけしとか爆笑問題の太田とか、普段は舌鋒鋭い芸人もそこには触れなかった。
でも松本は、そこをグサッと突いた。
これは、やられます。
松本の芸能界引退はこの時点で確定したと思う。あとはタイミングと方法だけだった。
探偵でも文春記者でも何でも使って、過去を徹底的に洗う。LINEの通信記録とかも調べて、使えそうなネタを探す。それで、2015年の某ホテルでのパーティーで性被害があったことにしようと。A子さんに白羽の矢が立ち、それを告発してくれと。
そういう流れなんじゃないかと、想像(妄想)します。

あと、妄想ついでにもうひとつ。

まっちゃんのお兄さん、松本隆博さん。昔、『ガキ使』とか『ヘイヘイヘイ』に出たことがあって、僕も見たことがある。あのお兄さん、完全に「気付いている人」なんですね。
コロナワクチンヤバいって主旨のツイートをたくさんしてるし、呉市議の谷本さんとネットの対談番組に出たりしてる。
お兄さん、気付いてるということは、当然、弟にも情報を伝えてたと思う。
当初コロナワクチン推しだった松本人志が、あるときからワクチンの危険性を言うようになったのは、お兄さんの影響があったんじゃないかな、と推測します。

結局のところ、コロナ騒動を仕掛けたような人、メディアや政府さえも背後から動かしている人にとって、有名人とか芸能人というのは「使い勝手のいいコマ」なんですね。
コマだから、主人に盾突くような言動をすると、「コマの分際で!お前誰のおかげでいい生活ができてると思ってるんだ」という具合に、処罰が下されることになる。

長渕剛。2022年、コロナの真っ最中にライブをする。それだけでもなかなかの気合だけど、ライブ会場での語りに問題があった。
「コロナなんて大したことないですよ。今の日本はおかしい。だまされんじゃねえぞ」
長渕には熱狂的なファンがいる。こういうカリスマは放置できない。
そこですぐに、処罰がくだることになる。

2021年5月
ガクト「もうコロナよくないすか?風邪ですよ、これ。世界的な仕掛けがあります。誰が得してるかって話です。
そもそも10代誰も死んでないのに、なんで12歳以上にワクチンなんですか」

2021年9月 ガクト活動休止

芸能人というのは、しんどい仕事だね。当局に盾突くような行動は、絶対できない。やれば、即退場。言論の自由がないも同然じゃないか。
そういう構造があることを考えると、まっちゃんがテレビに復帰ができるかどうかは、結局のところ、当局担当者の胸ひとつということになる。裁判に勝った負けたの話じゃないんだな。
松本が心入れ替えて、「今後は当局の方針に盾突くような言動は一切つつしみます」というのが、何らかの形できれいに見えれば、復帰が許されるだろうけど、そうじゃなければ、たぶん無理だと思う。「子供へのコロナワクチンは狂気の沙汰」とか使途不明金問題への言及とか、あまりにも、おいたが過ぎました。
だとすれば、まっちゃん、YouTube一択だよね。
有料でやればいい。月千円ぐらいの課金なら僕も加入すると思います(笑)

>中村篤史について

中村篤史について

たいていの病気は、「不足」か「過剰」によって起こります。 前者は栄養、運動、日光、愛情などの不足であり、後者は重金属、食品添加物、農薬、精製糖質、精白穀物などの過剰であることが多いです。 病気の症状に対して、薬を使えば一時的に改善するかもしれませんが、それは本当の意味での治癒ではありません。薬を飲み続けているうちにまた別の症状に悩まされることもあります。 頭痛に鎮痛薬、不眠に睡眠薬、統合失調症に抗精神病薬…どの薬もその場しのぎに過ぎません。 投薬一辺倒の医学に失望しているときに、栄養療法に出会いました。 根本的な治療を求める人の助けになれれば、と思います。 勤務医を経て2018年4月に神戸市中央区にて、内科・心療内科・精神科・オーソモレキュラー療法を行う「ナカムラクリニック」を開業。

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